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高知大学 教育研究部 自然科学系 農学部門

農学部門からのごあいさつ

 高知大学は第一次産業が盛んな高知県に設置されています。高知県では自然環境との共存を図りながら農業・林業・水産業といった産業が営まれています。また、自然から得られる持続可能な資源として、バイオマスのみならず水資源も豊かであり、エネルギーとしても活用されています。
 このような地域をフィールドとして、主要作物や生産物の生産力を向上するための研究、地域の特徴を活かした特産の作物や生産物を開発普及する研究、さらに、一次産業のみならずこれらの産品を加工して付加価値を高め、売り出していく実践的な試みと多岐にわたっています。そして、もちろん新たな技術革新のブレークスルーとなる基礎研究にも挑戦しつづけています。
 一方、自然は時には猛威をふるうことがあり、地域は脅威にさらされることがあります。自然の中で生計が営まれる地域では環境の維持のみならず、防災にも徹底した配慮が欠かせません。地域の住民の暮らしと安全を守るための研究も着実に積み重ねています。
 農学部門では、高知や四国を身近なフィールドとしながらも、国内のみならず海外の様々な地域にも赴いて共通する課題や革新に挑戦しています。具体的には、自然科学系プロジェクトに参画すると共に、スタッフそれぞれが学内外の競争的資金を獲得して研究を推進しています。また、学外からの要請を受けた研究にも携わっています。
 スタッフの総力を結集して、第3期中期目標の達成に向けて注力してまいりますので、今後とも引き続きご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2016年04月01日

農学部門長 松本伸介

農学部門メンバーによる各種研究プロジェクト一覧

拠点プロジェクト

革新的な水・バイオマス循環システムの構築

プロジェクトリーダ:藤原 拓 教授


将来の人口減少が確実な日本(高知)、および今後の経済発展と人口増加が想定されるアジアの発展途上国の対照的な2流域を対象として、都市域・農村地域・沿岸地域とそれら全体を含む流域全体での水・バイオマス循環を最適化する、以下の各種基礎研究および技術開発を行います。
1)都市域における水管理システムの開発と実装
 ●人口減少社会に対応した「都市域水管理システム」の構築
 ●人口増加が予想される発展途上国に適応した「都市域水管理システム」の構築
 ●消費エネルギーの大幅削減を実現する革新的な造水技術・廃水処理技術の開発
2)農村地域の面的水管理システム・カスケード型資源循環システムの構築
 ●過疎高齢化が進行する農村地域に対応した「水インフラ管理システム」の構築
 ●アジアの発展途上国の持続可能な発展を支える「農村開発支援プログラム」の開発
 ●農業系廃棄物から付加価値を創出する「カスケード型資源循環システム」の構築
3)沿岸地域におけるバイオマス循環の解明と水環境管理に関する研究
 ●マングローブの永続的利用のための「環・人共生マングローブシステム」の構築
 ●沿岸閉鎖性水域における赤潮発生機構の解明と赤潮防除策の構築
4)環・人共生を実現する流域水・バイオマス循環システム構築のための評価・解析手法に関する研究
 ●対象地域の地理情報システムの構築と水・バイオマス循環システムの広域展開
 ●水・バイオマス循環と地域社会との関わりの評価手法の構築


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革新的な水・バイオマス循環システムの構築

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革新的な水・バイオマス循環システムの構築(説明図)

学系プロジェクト

中山間地集落社会の維持と生物多様性保全
-理学部門と農学部門の異分野融合による地域的課題への取組み-

サブプロジェクト リーダー 市川 昌広 教授


 本プロジェクトは,中山間地集落社会を維持していくために必要な課題を整理するとともに,里地里山が育んできた生物多様性を評価しなおすことにより,そこに暮らす人たちに有用な生物資源の発掘と利用に関する研究を目的とする。中山間地域では、過疎・高齢化の進展とともに地域資源の利用が減少している。逆にシカ、イノシシ、サルなどが増え、獣害が問題化している。当地域の生物多様性は、人々による利用と生態環境とのバランスの下に育まれてきたが、今日それは崩れかけている。理学、農学さらに人文社会学の視点を融合させてこの課題に取り組む。


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中山間&生物多様性

バイオマス~TOSA:Tosa-Oriented Sustainable Agricultureの 構築に向けたバイオマス利活用プロジェクト

サブプロジェクト リーダー 足立 真佐雄 教授


  1. 農産物グループ
  2. 林産物グループ
  3. 水産物グループ
  4. 加工・流通グループ
  5. 生産環境保全グループ

高知県では、温暖でありかつ日照時間の長さも全国有数である気象条件の下で、トマト・ナス・ピーマンなどの野菜やコメ等の農産物、木質バイオマスなどの林産物、さらにはブリ・カンパチやタイなどの水産物が生産されてきました。しかし、昨今の地球温暖化の進行と共に、温帯域である高知県も近い将来亜熱帯化することが予想されており、これによる農林水産バイオマスの生産に対する悪影響が懸念されています。このような状況のもとで、本プロジュクトは土佐発の持続的な農林水産業(Tosa-Oriented Sustainable Agriculture: TOSA)の確立に向けて、温暖化の最前線にも位置する高知において、温暖化の進行や気象変動の激化にも対応した、未来指向型の農林水産バイオマスの持続的生産技術やその加工・流通技術を開発し、得られた成果を国内外に発信することを目指します。



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バイオマスTOSA

個人・グループプロジェクト(代表者:農学部門メンバー)

平成28年度

 ■今城 雅之 「高知県二級河川鏡川における細菌性冷水病の原因菌 Flavobacterium psychrophilum の分布動態の解明」
 ■西村 安代 「ニラのアントシアニン発生を伴う葉先枯れの原因解明と対策」
 ■増田 和也 「土佐備長炭の生産をめぐる変容と持続的生産に向けた資源確保に関する研究」
 ■宮崎  彰 「西アフリカ・ベナン共和国の天水乾田稲作地域における出芽・苗立ち安定生産技術の開発」


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今城 雅之「高知県二級河川鏡川における細菌性冷水病の原因菌 Flavobacterium psychrophilum の分布動態の解明」

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西村 安代「ニラのアントシアニン発生を伴う葉先枯れの原因解明と対策」

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増田 和也「土佐備長炭の生産をめぐる変容と持続的生産に向けた資源確保に関する研究」

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宮崎 彰「西アフリカ・ベナン共和国の天水乾田稲作地域における出芽・苗立ち安定生産技術の開発」

平成27年度

 ■今城 雅之 「野生コイに感染したコイヘルペスウイルス再活性化の環境リスク因子の特定」
 ■濵田 和俊 「ウルトラファインバブル(UFB)機能水がブルーベリーの生育におよぼす影響」
 ■宮崎  彰 「西アフリカ・ベナン共和国の乾田稲作における出芽・苗立ち安定生産技術の開発」
 ■山口 晴生 「赤潮の発生・拡大を予測可能にする数理モデルの新規開発」


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今城雅之「野生コイに感染したコイヘルペスウイルス再活性化の環境リスク因子の特定」

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濵田和俊「ウルトラファインバブル(UFB)機能水がブルーベリーの生育におよぼす影響」

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宮崎彰「西アフリカ・ベナン共和国の乾田稲作における出芽・苗立ち安定生産技術の開発」

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宮崎彰「西アフリカ・ベナン共和国の乾田稲作における出芽・苗立ち安定生産技術の開発」(研究成果別紙)

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山口 晴生 「赤潮の発生・拡大を予測可能にする数理モデルの新規開発」

平成26年度

■ 今城 雅之「高知県の天然河川に生息するコイに潜伏感染したコイヘルペスウイルスの回帰発症の検証」
■ 宮崎  彰「JICA、JISNAS連携による国際共同研究の推進とグローバル人材の育成」
■ 村井 正之「人工気象室を用いた稲とピーマンの高温障害に関する研究」


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今城 雅之「高知県の天然河川に生息するコイに潜伏感染したコイヘルペスウイルスの回帰発症の検証」

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宮崎 彰「JICA、JISNAS連携による国際共同研究の推進とグローバル人材の育成」

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村井 正之「人工気象室を用いた稲とピーマンの高温障害に関する研究」

平成22年度

  • 齋 幸治「効率的な水利用に向けた農業水利施設の最適な維持管理手法に関する研究」
  • 安武 大輔「根による有機態窒素の直接吸収特性の解明と次世代型有機溶液栽培技術の確立」



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